セパタクロー日本代表がさらに強くなるには【勝利・普及・市場】
- 2019.08.09
- ブログ
お久しぶりです、セパタクロー馬鹿のたまきです@takraw126
7月6日7日に行われた全日本セパタクローオープン選手権大会にて、
SC TOKYO wingsチームとしては初の3位入賞という結果を残すことができ、
その結果が評価され、玉置は2年ぶりにセパタクロー強化指定選手(日本代表)に戻ることができました!
全日本オープンに挑むにあたり、Find-fc様のインセンティブスポンサーに応募し、
目標であった3位入賞と日本代表復帰が達成できたため、スポンサードいただけました。
その時の記事がこちら⇩
また、SC TOKYOのメインスポンサーとして、吉祥寺タイ料理屋のアムリタ食堂様にご支援いただけることになりました。
今回はこの3位入賞で今まで見えなかった景色について、
そして僕が参考にしているトリプルミッションについて書いていこうと思います。
トリプルミッション
トリプルミッションとは、勝利する、普及する、収益が上がるという好循環を作り出す3つの要素
(参照:「トップスポーツビジネス」とは)
例えば、バスケットボール界ではビッグスターがどんどん出てきています。
八村塁選手、馬場雄大選手、渡辺雄太選手などNBAに挑戦する若手選手の活躍で、
FIBAワールドカップアジア地区二次予選では、予選4連敗で後がなくなった状態から、怒涛の8連勝でワールドカップ出場が決定しました。
この劇的「勝利」で、日本のバスケットボールにはすごい選手が出てきたこと、強くなってきていることが大々的に報道されるようになり「普及」しました。
そして、最近ではソフトバンクが八村とのスポンサー契約、バスケ協会に3億円の「支援金(収益)」を贈呈しました。
この支援金は強化、普及にまた使われることかと思いますが、この勝利、普及、収益3つの要素が好循環を生み、スポーツを持続的に盛り上げていきます。
勝利
僕はこのトリプルミッションを参考に、ここ2年間(怪我で一時離脱した2017年から)は活動してきました。
怪我でプレーができない期間は普及と収益化の土台作りに奔走していましたが、
選手復帰してからは、もう一つの「勝利」がなかなか掴めず、土台作りをしていた他の2つ要素と絡ませることが難しくありました。
ですが今回の全日本オープンでの入賞をきっかけに、冒頭に書いた通り、スポンサー様からご支援いただけることができました。
市場(収益)
今もなお、スポンサーについてのインプットとアウトプットは、トライ&エラーを繰り返していますが、
やはり、日本代表ではなかった時期、日本代表であっても勝利がなかった時期にスポンサーを獲得することは大変でした。
とは言え、スポンサーの獲得に勝利が絶対条件ではありません。
スポンサー様にとって一番メリットとなることを、セパタクロー選手として、チームとして提案できるように日々考えています。
・ファンの方を大事にしているか、チームとしてスポンサーをして頂くということをしっかり理解しているか。
・スポンサーすることで、セパタクローが普及すれば、どんなリターンがスポンサー様にはあるのか。
・何を達成するために資金が必要で、どれだけあればそれが達成されるのか。
普及
普及に関しては、まずは目に見えることとして、皆さんご存知の通り、横浜で小中学生向けのセパタクロースクール「レゾンデートル」を設立しました。
これもただのスクールではなく、僕が所属するSC TOKYOの下部組織として位置づけることで、
SC TOKYOトップチームが子供たちの目標となり、また「強化」のために指導環境の充実を図りました。
加えて、外部にも出張講師のお仕事を個人で引き受けることもはじめ、
もちろん周りのサポートもありながらですが、セパタクローは気軽にできるを広めています。
スクールでの収益化に関しては、完全な慈善事業なので、ガッツリ収益化するために月謝を取るような事などはせず、
ボールやネットなどの初期費用はクラファンしたり、スポンサーを募って応援してくださる方をスクールを軸として集めました。
その過程での様々な経験が財産だと思っています。
玉置のこれから
トリプルミッションは、どこから始めるかとかではなく、きちんと循環が産まれるように「自分なり」、「チームなり」に考えて、
バランスよくとり組むことが重要だと思っています。
『勝てれば本当にスポンサーがつくのか?』
そうやって考える癖をつけたおかげで、勝てた時にはしっかりスポンサードしていただけるようにしたり、
それ以上の恩返しができるようにと準備をすることができるようになってきました。
しかし、勝ったことでスポンサーしていただけることは本当にうれしくて、次はもっと頑張って大きなサイクルを回そうと決心もできました。
3位とは言え、満足していい場所ではないですが、そこで違う景色が見れたときは感動しました。
今、日本代表にまた戻ったのをきっかけに、これまでの経験を別の場所でも活かせないかと考えて動いています。
代表に戻ってすぐに動いたこととしては、SC TOKYOの練習場所の確保、ないし日本代表の練習場所の確保。
自分が中心となって、練習場所の確保と共に、街のバックアップもしてもらえないかと動き始めています。
まだ今の段階では何にも決まってないので何にも言えないですが、
せっかくSC TOKYOというクラブ名なので、東京のどこかをしっかりとホームとし、
「普及」、「市場(収益)」、「勝利」のサイクルを回せるように活動していこうかと思っています。
SC TOKYOがモデルとなって、他のクラブもマネしてくれるようになったり、ノウハウを提供できるくらいになりたいですね。
アスリートとして、街にどんな貢献ができるかはわかりませんが、ひょんなご縁で来週末は田端でお神輿を担いできます(笑)
最近はお神輿を担ぐ若者が減ってきているそうで、、、
そこからまた新たな出会いもあればいいなあなんて思いながら、参戦してきます!!!
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